
「スポーツのある日常」を広げる。スポーツを通じたまちづくりを行う協力隊募集
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経過レポートが追加されました!「募集イベントアーカイブ動画 公開!」
2025/06/12「興味ある」が押されました!
2025/06/08福島県の最南端に位置する町。人口は5100人あまりの小さな田舎町です。
以前は「東北の玄関口」と呼んでいましたが、もっと気軽に出入りができる場所でありたいという想いから「東北の勝手口」とも呼ぶようになりました。首都圏からは遠いイメージのある「東北地方」ですが、最南端の矢祭町なら、東京から車で2時間半、電車でも2時間半でアクセスできます。
矢祭町は、山や川の恵みを受けた農林業が基盤のまちで、こんにゃくや木炭の生産が盛んだった時代を経て、今では鮎やゆず、鉢花、いちごなどの多彩な特産品が育まれています。
平成の大合併の際には「合併しない宣言」を出し、全国の自治体から注目を集めるほどの行政改革を行なっています。全国から寄贈された本で開館した「もったいない図書館」や、町内に点在する本の交換スタンドなど、“読書のまち”としても独自の文化を育ててきました。
また、令和4年にはJR東館駅の旧駅舎を改装したコミュニティスペース「ヒガシダテ待会室」がオープン。地域おこし協力隊と住民が協力し、マルシェやイベントが開催されるなど、町の新たな交流の場としても機能しています。
近年では、地域おこし協力隊の活動をきっかけに、スポーツを通じた地域づくりが少しずつ広がりを見せ、年齢や経験に関係なく関われる“スポーツのある日常”が、まちに根づきはじめています。
スポーツのまちとなりつつある矢祭町
矢祭町ではこれまで、小学校の教員を経て地域おこし協力隊として活動を続けている鳴瀬さんの取り組みをきっかけに、まちの人たちにとってスポーツは身近なものになっています。
矢祭町は少子高齢化の影響で大人も子どもも団体スポーツのチームが組めないなど、運動をするきっかけがどんどん少なくなってきました。そこでスポーツ環境を改善しようと鳴瀬さんが地域おこし協力隊に着任し、最初は放課後の小学生向け運動教室からスタート。その後は、子ども・親・高齢者・働く世代など、全世代が参加するような朝RUN・夕RUNやウォーキングイベント、各競技の体験教室、ニュースポーツの体験会や大会の開催など、活動の幅が広がっています。
「運動が苦手だった子が走るのが好きになった」 「子どもに誘われて親も朝RUNに参加するようになった」
そんな声が町のあちこちで聞かれるようになり、スポーツが世代や立場を超えた交流のきっかけにもなっています。
こうした取り組みの中で、町の人々の意識も少しずつ変化してきました。 スポーツは、一部の得意な人だけのものではなく、“誰もが、人生を通じてずっと続けられる日常”としての価値が見いだされつつあります。
矢祭町の生涯スポーツの取り組みは、子どもたちから始まり、中高生・働く親世代・高齢者とライフステージに合わせ、日常の中に自然にスポーツが溶け込む仕掛けをつくっていることが特徴です。地域の方の暮らしに寄り添うことで、誰もが人生を通じた楽しみとしてスポーツを楽しめるようになりました。
また、地域おこし協力隊が、スポーツ協会理事会・スポーツ推進委員会・部活動地域移行検討委員会などの町・郡・県レベルの会議にも出席することで、行政と連携したシステムづくりにも取り組んでいます。
矢祭町が次に目指すのは、こうした芽をさらに育て、地域全体に広げていくこと。スポーツを通じて、世代や立場を越えた関わりやつながりが生まれる、まちぐるみのスポーツ文化を一緒につくっていける仲間を募集しています。


まちの「やってみたい」を引き出し、かたちにする
矢祭町では、これまでの矢祭スポーツの取り組みを土台としながら、自分のアイデアや得意分野を活かして、新たなスポーツの楽しみ方や関わり方を広げてくれる地域おこし協力隊を募集します。
これまで行われてきた活動を引き継ぎながら、自分のアイデアや得意分野を活かして、矢祭町全体をスポーツで元気にするような、新しい取り組みに挑戦していただきたいです。
担っていただきたいことの一例はこちらです。
1)放課後の子ども向けスポーツ教室の企画・運営 2)地域のスポーツイベントの企画・運営 3)地域のみなさんの声をもとにした新規企画 4)SNS等を活用した活動の発信 5)行政・地域会議を通した地域の生涯スポーツ推進のシステムづくり
着任後は専門家が研修などを通じて伴走支援を行う体制も整えています。多くの地域で直面している地域おこし協力隊の活動サポートにおける問題を町として改善していくために体制づくりにも力を入れています。
○今回のプロジェクトを通じて会いたい人はこんな人。 ・子どもたちと関わるのが好きで、教育・指導経験のある人 ・スポーツが大好きな人 ・スポーツを通じて、誰かの「やってみたい」を支えたい人 ・まちの人と一緒に、新たな挑戦にわくわくできる人 ・自身の得意なことを活かしたい人
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
このような活動は、ほとんどの方にとって、初めての挑戦になると思います。だからこそ、地域の方々と一緒に悩みながら、つくり上げていく面白さがあります。
着任される協力隊の皆さんの挑戦が、地域の皆さんの新たな挑戦につながることを目指していきたいです。
ご応募お待ちしています。


募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
これまでの矢祭スポーツの取り組みを土台としながら、自分のアイデアや得意分野を活かして、新たなスポーツの楽しみ方や関わり方を広げていただきたいです。 担っていただきたいことの一例はこちらです。
1)放課後の子ども向けスポーツ教室の企画・運営 2)地域のスポーツイベントの企画・運営 3)地域のみなさんの声をもとにした新規企画 4)SNS等を活用した活動の発信 5)行政・地域会議を通した地域の生涯スポーツ推進のシステムづくり
なし
185,710円~
雇用形態:会計年度任用職員
住所
連絡先
福利厚生 : 社会保険、雇用保険、厚生年金加入 家賃その他活動費の一部町負担(光熱水費、引越費用は自己負担) 賞与、年次休暇、特別休暇あり 応 募 : 応募申込書、履歴書、住民票、志望動機を矢祭町教育委員会教育課生涯学習グループにご提出ください。 応募期間 : 令和7年6月2日~令和7年7月23日まで 選 考 : 一次選考 書類選考 二次面接 現地でのインターンシップ研修及び面接
矢祭町教育委員会教育課生涯学習グループ
このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

矢祭町
人口 0.54万人

矢祭町が紹介する矢祭町ってこんなところ!
福島県の最南端に位置する町。人口は5100人あまりの小さな田舎町です。
以前は「東北の玄関口」と呼んでいましたが、もっと気軽に出入りができる場所でありたいという想いから「東北の勝手口」とも呼ぶようになりました。首都圏からは遠いイメージのある「東北地方」ですが、最南端の矢祭町なら、東京から車で2時間半、電車でも2時間半でアクセスできます。
矢祭町は、山や川の恵みを受けた農林業が基盤のまちで、こんにゃくや木炭の生産が盛んだった時代を経て、今では鮎やゆず、鉢花、いちごなどの多彩な特産品が育まれています。
平成の大合併の際には「合併しない宣言」を出し、全国の自治体から注目を集めるほどの行政改革を行なっています。全国から寄贈された本で開館した「もったいない図書館」や、町内に点在する本の交換スタンドなど、“読書のまち”としても独自の文化を育ててきました。
また、令和4年にはJR東館駅の旧駅舎を改装したコミュニティスペース「ヒガシダテ待会室」がオープン。地域おこし協力隊と住民が協力し、マルシェやイベントが開催されるなど、町の新たな交流の場としても機能しています。
近年では、地域おこし協力隊の活動をきっかけに、スポーツを通じた地域づくりが少しずつ広がりを見せ、年齢や経験に関係なく関われる“スポーツのある日常”が、まちに根づきはじめています。